小沢幹事長は「戦いに専念」、幹事長職務代行は輿石氏に(レスポンス)

東京・日比谷公会堂を埋め尽くした民主党員を前に16日午後、小沢一郎幹事長は、政治資金管理団体の資金にかかる疑惑を晴らすために行動していくことを説明した。

「断固としてこのようなやり方、このようなあり方について、毅然として自らの信念を……、通し! そして、戦っていく決意でございます」

自らの信念を、と言った後、しばらく間をおいた小沢幹事長は、(信念を)「通し」という一言に気合いを込めた。それは、検察捜査へ挑戦、怒りとも言えるものだった。

同日午前中、小沢氏は鳩山由紀夫首相と会談した。幹事長続投の意向を伝え、鳩山首相もそれに同意した。小沢氏は「総理の気持ちを自らの支えとして今後とも与えられた職責を全力で果たしていくと同時に、当面、こういう権力の行使の仕方にきちんと対決してまいりたい」と話す。

しかし、幹事長という役職に就いたままで検察との対決姿勢を強めることで党務に影響を及ぼすことはまちがない。そのため「当面はこのことについて力を入れ、時間を割かなければならないことが多くなるかと思うので、表向きの仕事について輿石幹事長職務代行にお願いする機会が多くなることと思うが、ぜひともご了解を賜りたい」と、呼びかけた。

演説の直後、小沢氏は早速、党大会で幹事長がすべき党務報告を輿石東(あずま)参院議員会長に譲り、会場を後にした。

「夏の参議院選挙に勝利することが、国民の生活が第一の政治、議会制民主主義の確立のため」になると、小沢氏は締めくくったが、小沢氏が検察との対決で疑惑を払拭することができなければ、小沢氏自身の進退問題だけにとどまらない打撃を、民主党は受けることになる。

《レスポンス 中島みなみ》

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2010年01月20日

石川容疑者、犯意認める 「後任秘書に虚偽記載指示」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、会計事務担当だった民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)が東京地検特捜部の調べに対し、これまで「単なるミス」としていた政治資金収支報告書への虚偽記載について「わざと記載しなかった」と犯意を認めていることが16日、関係者への取材で分かった。石川容疑者は後任の会計事務担当だった元私設秘書の池田光智容疑者(32)に「虚偽記載を指示した」とも供述しているという。

 特捜部は小沢氏本人も土地購入などに深く関わっていることから、小沢氏の虚偽記載への関与についても捜査する。特捜部は今月5日、小沢氏に参考人聴取に応じるよう要請したが、小沢氏は多忙などを理由に拒否。しかし現・元秘書3人の逮捕という事態を受け、小沢氏が聴取に応じるかが今後の焦点の一つとなる。

 石川容疑者は平成16年10月、陸山会が東京都世田谷区の土地を約3億4千万円で購入した際、簿外で調達した土地代金4億円を収支報告書に記載しなかったとして逮捕された。池田容疑者は17年1月に土地代金など約3億5200万円を支出したよう虚偽記載したほか、19年春に陸山会が小沢氏に返済金名目で支出した4億円を記載しなかったなどの疑いが持たれている。

 関係者によると、石川容疑者はこれまで、虚偽記載について「衆院選出馬の準備で忙しくて記載を忘れていただけ。単なる記載ミスだ」と主張していたが、最近になって「わざと記載しなかった」と供述したという。さらに「池田容疑者に収支報告書の作成を相談され、『正しく書かなくていい』と指示した」とも供述しているという。

 石川容疑者は土地代金について「小沢先生に相談し、小沢先生の個人資金4億円を充てた」と説明。しかし、特捜部は原資に、国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)工事をめぐり、石川容疑者が水谷建設から受けたとされる5千万円など、工事を受注したゼネコンからの裏献金が含まれている疑いが強いとみて解明を進める。

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